長嶺リウマチ・整形外科クリニック 長嶺隆二 先生
笑門来福。患者さんに向き合い、一緒に歩む医療を
(取材日:2022年)
専門分野:整形外科 リウマチ 膝関節
趣味: ゴルフ、自然を見ること。
出身は沖縄県の石垣島で、島に帰った際にはスキューバダイビングやシュノーケリング、釣り、サップなどを楽しんでいます。
最近のトピックス: 「日本人の骨と外国人の骨の形状の違いについて」
もう一度骨の形を見直し、人によって異なることが分かったことで新しい手術方法を確立できたことが私のトピックスです。
趣味: ゴルフ、自然を見ること。
出身は沖縄県の石垣島で、島に帰った際にはスキューバダイビングやシュノーケリング、釣り、サップなどを楽しんでいます。
最近のトピックス: 「日本人の骨と外国人の骨の形状の違いについて」
もう一度骨の形を見直し、人によって異なることが分かったことで新しい手術方法を確立できたことが私のトピックスです。
どういった症状をお持ちの患者さんが病院にいらっしゃいますか。
整形外科の対象となる症状はもちろんですが、リウマチで来られる患者さんが多く来院されます。そういった患者さんの中には、もう20年以上も一緒に治療をしている方もいらっしゃいます。
当院の名前をなぜ「長嶺リウマチ・整形外科」としてリウマチという言葉を最初に持ってきたかといいますと、整形外科医にまだまだリウマチの専門家が少ないからです。
関節の痛みに苦しむリウマチ患者さんの力になりたいという思いを当院の名前に込めています。
当院の名前をなぜ「長嶺リウマチ・整形外科」としてリウマチという言葉を最初に持ってきたかといいますと、整形外科医にまだまだリウマチの専門家が少ないからです。
関節の痛みに苦しむリウマチ患者さんの力になりたいという思いを当院の名前に込めています。
HPに患者さんに向き合い、一緒に歩む医療を」という言葉がありますが、日々患者さんを診られる中で心掛けていらっしゃることはありますか。
「頑張ってください」「大丈夫ですか?」のような他人ごとではなく、患者さんの目線に合わせて寄り添った治療ができるように心掛けています。
また、病院のロゴマークは出身である沖縄県の石垣島の海をあらわしています。横の波はおだやかなさざ波を、縦の波は荒波を、その奥には南十字星を輝かせています。
リウマチ患者さんをはじめとして、多くの患者さんの人生には荒波の時とさざ波のときがあると思います。
患者さんが荒波にもまれている時には南十字星のように希望となり、平穏な時には見守って行きたいというメッセージを込めています。
また、病院のロゴマークは出身である沖縄県の石垣島の海をあらわしています。横の波はおだやかなさざ波を、縦の波は荒波を、その奥には南十字星を輝かせています。
リウマチ患者さんをはじめとして、多くの患者さんの人生には荒波の時とさざ波のときがあると思います。
患者さんが荒波にもまれている時には南十字星のように希望となり、平穏な時には見守って行きたいというメッセージを込めています。
病院独自の取り組みございましたら、教えて下さい。
まずは、ホームページに力を入れていて、疾患に関する動画なども掲載しています。
患者さんの目線に立った時、何が一番患者さんのためになるかと考えるとやはり「お医者さんから直接話を聞くこと」だと思っています。
しかし、病院に来るまでのハードルを感じる方も多くいらっしゃるかと思いますので、ホームページに載せている動画や資料を見て頂き、少しでも疾患について理解頂けるよう工夫しています。
また、当院独自の「Reverse Age Program-若返りプログラム-」として、患者さんに若く、元気になって頂く為の連絡簿ファイルをお渡ししています。
その中には診療記録や血液検査の結果、レントゲンなどこれまでの診察の記録をファイルすることができす。このファイル1つで体の状態の推移が分かるようになっています。
患者さんの目線に立った時、何が一番患者さんのためになるかと考えるとやはり「お医者さんから直接話を聞くこと」だと思っています。
しかし、病院に来るまでのハードルを感じる方も多くいらっしゃるかと思いますので、ホームページに載せている動画や資料を見て頂き、少しでも疾患について理解頂けるよう工夫しています。
また、当院独自の「Reverse Age Program-若返りプログラム-」として、患者さんに若く、元気になって頂く為の連絡簿ファイルをお渡ししています。
その中には診療記録や血液検査の結果、レントゲンなどこれまでの診察の記録をファイルすることができす。このファイル1つで体の状態の推移が分かるようになっています。
歩くたびに膝が痛いとお悩みの患者さんはどのような疾患の可能性がありますでしょうか。
やはり一番多いのは「変形性膝関節症」です。
最近よくあるのがコロナ太りです。コロナウイルス蔓延の影響で外出頻度が落ち、運動不足による筋力低下が痛みの要因となっていることがあります。これから膝の痛みが徐々に出てきてしまう方が多く来院されるのではと考えています。
また、変形性膝関節症の患者さんに人工関節手術が必要となる判断基準として、まずレントゲンで状態を確認します。しかし、重症だからと言ってすぐに手術をお勧めするのでなく、重症度と併せて「膝の動揺性(膝のグラグラ感)」をしっかりと調べます。
膝の動揺性がなければ、リハビリなどの保存療法で比較的よくなる場合も多いのです。
最近よくあるのがコロナ太りです。コロナウイルス蔓延の影響で外出頻度が落ち、運動不足による筋力低下が痛みの要因となっていることがあります。これから膝の痛みが徐々に出てきてしまう方が多く来院されるのではと考えています。
また、変形性膝関節症の患者さんに人工関節手術が必要となる判断基準として、まずレントゲンで状態を確認します。しかし、重症だからと言ってすぐに手術をお勧めするのでなく、重症度と併せて「膝の動揺性(膝のグラグラ感)」をしっかりと調べます。
膝の動揺性がなければ、リハビリなどの保存療法で比較的よくなる場合も多いのです。
人工関節手術で先生が大切にされていることはなにかありますか。
手術手技で一番大切にしていることは、「術後レントゲンの美しさ」と「膝の動揺性を無くすこと」です。
術後レントゲンを確認し、インプラントが骨に対してしっかりと真っ直ぐに入っていれば、伴って膝の動揺性もなくなります。
インプラント自体が良いものであることはもちろんですが、手術の方法・やり方が大切だと考えています。どれだけ日本人に適したインプラントを用いても、手術のやり方で膝の動揺性が残ってしまえば手術の意味がありません。
また、西洋人は体重によって関節がつぶれてしまう事が多いので骨の変形は日本人に比べて少ないです。しかし、日本人の場合にはO脚など骨の変形を伴うことが多く、脛骨の後傾も人によって全く異なる為、手術手技はとても大切になってきます。
術後レントゲンを確認し、インプラントが骨に対してしっかりと真っ直ぐに入っていれば、伴って膝の動揺性もなくなります。
インプラント自体が良いものであることはもちろんですが、手術の方法・やり方が大切だと考えています。どれだけ日本人に適したインプラントを用いても、手術のやり方で膝の動揺性が残ってしまえば手術の意味がありません。
また、西洋人は体重によって関節がつぶれてしまう事が多いので骨の変形は日本人に比べて少ないです。しかし、日本人の場合にはO脚など骨の変形を伴うことが多く、脛骨の後傾も人によって全く異なる為、手術手技はとても大切になってきます。
人工関節手術を受けられた後、患者さんが日常生活で注意すべきことはありますか。
「スポーツやご趣味の旅行など何でもして下さい!」とお伝えしております。
ただ、ケガしない事と太らない事の2つには気を付けて頂きたいです。
せっかく手術を受けたのだから、心も体も若くなって頂きたいので当院独自の「Reverse Age Program-若返りプログラム-」をお渡ししています。
また、年を重ねることによって骨粗しょう症の方も多いため、当院では人工関節手術を受けるすべての方に骨粗しょう症の検査も行っています。その中で約40%の方が骨粗しょう症の定義に当てはまっており、特に痩せている方に傾向が強くみられます。
ですので、術後外来では「とにかく運動して、ニコニコと笑って過ごしてください」と必ずお伝えしております。そうすれば身体能力も自ずと向上し、骨も元気になります。
ただ、ケガしない事と太らない事の2つには気を付けて頂きたいです。
せっかく手術を受けたのだから、心も体も若くなって頂きたいので当院独自の「Reverse Age Program-若返りプログラム-」をお渡ししています。
また、年を重ねることによって骨粗しょう症の方も多いため、当院では人工関節手術を受けるすべての方に骨粗しょう症の検査も行っています。その中で約40%の方が骨粗しょう症の定義に当てはまっており、特に痩せている方に傾向が強くみられます。
ですので、術後外来では「とにかく運動して、ニコニコと笑って過ごしてください」と必ずお伝えしております。そうすれば身体能力も自ずと向上し、骨も元気になります。