医療法人錦秀会 阪和第二泉北病院 人工関節センター長 金光成 先生
手術したことを忘れるくらい、元気になってもらいたい
(取材日:2023年)
専門分野: 整形外科(人工股関節・リウマチ)
趣味・休日の過ごし方:ゴルフ・教会へ礼拝に行くこと
健康のために定期的にゴルフをしています。
クリスチャンなので教会へ礼拝に行って聖書を読み、教えを様々な方に共有できるよう取り組みをしております。
最近気になるトピックス:少子化問題
日本固有の文化が守られてきたのは、人口と経済力があるからだと思います。
子どもが増え、益々豊かな日本になるためにも、より子どもを産み育てやすい環境になることを願っています。
趣味・休日の過ごし方:ゴルフ・教会へ礼拝に行くこと
健康のために定期的にゴルフをしています。
クリスチャンなので教会へ礼拝に行って聖書を読み、教えを様々な方に共有できるよう取り組みをしております。
最近気になるトピックス:少子化問題
日本固有の文化が守られてきたのは、人口と経済力があるからだと思います。
子どもが増え、益々豊かな日本になるためにも、より子どもを産み育てやすい環境になることを願っています。
患者さんの治療にあたっている中で意識されていることはありますか。
患者さんに歩み寄り、しっかりと対話をしながら診療にあたっています。
ひざ関節に比べ股関節の疾患は若年発症する場合も多く、日常生活でお困りの方は大変多くいらっしゃいます。仕事や子育てなど、なかなか自分でも言えない悩みや、我慢されていることなど痛みを抱えながらも日々生活されている患者さんに寄り添い、その方にあったゴールに向かって一緒に治療を進めています。
私たちの人工関節センターでは、看護師・リハビリスタッフなどのメディカルスタッフも人工関節や疾患のエキスパートです。そのため、ただ単に多くの手術数を行うだけでなく、患者さんお一人お一人のゴールに向かってチーム医療でサポートできる環境があります。患者さんやご家族にも安心して治療を進めて頂けるようサポートしてまいります。
ひざ関節に比べ股関節の疾患は若年発症する場合も多く、日常生活でお困りの方は大変多くいらっしゃいます。仕事や子育てなど、なかなか自分でも言えない悩みや、我慢されていることなど痛みを抱えながらも日々生活されている患者さんに寄り添い、その方にあったゴールに向かって一緒に治療を進めています。
私たちの人工関節センターでは、看護師・リハビリスタッフなどのメディカルスタッフも人工関節や疾患のエキスパートです。そのため、ただ単に多くの手術数を行うだけでなく、患者さんお一人お一人のゴールに向かってチーム医療でサポートできる環境があります。患者さんやご家族にも安心して治療を進めて頂けるようサポートしてまいります。
股関節が痛くなる原因にはどんなものがありますか。
関節のクッションの役割をする軟骨のすり減りによって、骨と骨がぶつかることが痛みの原因となっている場合もあります。また、筋力の低下や過度の負担による炎症など原因は様々です。
自ら判断して痛みを我慢するのではなく専門医にきちんと診て頂くことをおすすめします。
患者さんの活動量によっても痛みの感じ方やお困り具合も違いますので、それぞれの患者さんに合った治療法をご提案し、関節の痛みによって日常生活に制限がかからないよう一緒に治療を進めていきます。
人工股関節のインプラントや手術方法にはどんな進歩がありますか。
日進月歩で医学は発展しており、人工関節の材質や手術方法も飛躍的に向上しています。
以前は医療用セメントで固定する人工関節が主流でしたが、近年はセメントレスといって医療用セメントを用いずに固定できるものが主流となってきています。
当院では表面が「ハイドロキシアパタイト」という骨や歯の主成分で加工されているセメントレスの人工関節を主に使用しています。
手術方法では「筋腱温存手技」といって、できるだけ筋肉を切らない方法が近年発展しており、患者さんのお身体の負担が非常に少なくなりました。また、工学的な面でもコンピューター支援手術など様々な面で進歩しております。 このような人工関節の材質の飛躍的向上や手術方法の進歩によって、術後早期の痛みも少なくし、リハビリをスムーズに進めることができます。手術を受けられた患者さんには「手術をしたことを忘れる」くらい元気になって頂けるように日々努めています。
以前は医療用セメントで固定する人工関節が主流でしたが、近年はセメントレスといって医療用セメントを用いずに固定できるものが主流となってきています。
当院では表面が「ハイドロキシアパタイト」という骨や歯の主成分で加工されているセメントレスの人工関節を主に使用しています。
手術方法では「筋腱温存手技」といって、できるだけ筋肉を切らない方法が近年発展しており、患者さんのお身体の負担が非常に少なくなりました。また、工学的な面でもコンピューター支援手術など様々な面で進歩しております。 このような人工関節の材質の飛躍的向上や手術方法の進歩によって、術後早期の痛みも少なくし、リハビリをスムーズに進めることができます。手術を受けられた患者さんには「手術をしたことを忘れる」くらい元気になって頂けるように日々努めています。
退院後の生活で気を付けるべきことはありますか。
退院後には家に閉じこもるのではなく、筋力を低下させないためにも良く歩き、骨の強度を維持するためにバランスの良い食事を心がけて頂ければと思います。
退院後の通院としては、経過観察の為に術後1か月、半年、その後は1年ごとに診察に来ていただいております。その際に骨折のリスクにもなる骨粗鬆症などにならない為に骨密度検査も行い、引き続きサポートしていきます。
退院後の通院としては、経過観察の為に術後1か月、半年、その後は1年ごとに診察に来ていただいております。その際に骨折のリスクにもなる骨粗鬆症などにならない為に骨密度検査も行い、引き続きサポートしていきます。
印象に残っている患者さんについて教えて下さい。
多くの方が印象に残っていますが、30代の時に人工股関節手術を受けられた女性の方が強く印象に残っています。人工股関節手術を受けられた後に妊娠、出産されて、その方のお子さんを抱かせて頂いたときには大変感動したことを覚えています。手術をされた後、女性として大きなライフイベントを迎えられ元気に過ごされている姿は、私自身がとても励みになりました。
日々診療をしていく中で先輩医師が私を医師として育ててくれていることは間違いないですが、「手術を受けられた患者さんによって育てて頂いている」と感じています。術後の患者さんのお声や元気に生活されている姿は我々にとって大変励みとなり、何より我々を成長させてくださいます。
日々診療をしていく中で先輩医師が私を医師として育ててくれていることは間違いないですが、「手術を受けられた患者さんによって育てて頂いている」と感じています。術後の患者さんのお声や元気に生活されている姿は我々にとって大変励みとなり、何より我々を成長させてくださいます。