肘関節について

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人工肘関節置換術

人工肘関節置換術

病気や外傷などで肘関節の骨や軟骨が本来の機能が果たせなくなった場合、日常の動作に支障をきたすようになります。人工肘関節置換術は、傷んだ肘関節の骨を取り除き、人工関節に置き換える手術です。人工関節に置き換えることによって、痛みの緩和や関節動作の改善が期待できます。
人工関節の固定には、骨セメントを用いる方法と骨セメントを用いずに直接骨に固定する方法とがあります。どちらの方法を選択するかは、患者さんの年齢や骨の質、形状、または人工関節の機種によって判断されます。

この手術の種類について
リハビリテーション
術後に注意すること

術後に注意すること

日常生活の工夫
書く
・握りの部分が太く弾力性のある筆記用具を使いましょう。ドクターグリップボールペンを使用したり、ペンシルグリップを鉛筆やペンに差し込んで太くしたりしても良いでしょう。
電話をする
・受話器ホルダーを取り付けたり、ハンズフリータイプの電話機を使用したりするなどして、手で長時間持たないようにしましょう。
着替えをする
・ドルマン袖などのアームホールが広いデザインを選ぶと、腕を曲げたままでも楽に着ることができます。また、頭からかぶるタイプのものよりは、前開きのもの、ボレロやベストのように羽織るものは着脱が簡単にでき、手や肘、肩の関節への負担を少なくします。
・ボタンを留める際には、ボタンエイドを使うと留めやすくなります。
歯磨きをする
・歯ブラシの柄を太く長く改良したり、電動歯ブラシを使用したりすると良いでしょう。
髪の手入れをする
・軽い素材の、柄を長く太くしたロングヘアブラシを利用するとブラッシングがしやすくなります。
・ドライヤーは壁に固定して使いましょう。
食事をする
・食器は滑り止めマットや吸盤、ホルダーなどの上に置きましょう。
・ピンセットタイプの箸、柄が太く握りやすいスプーン・フォークなどの自助具を使用しましょう。
体を洗う
・背中など手が届きにくいところを洗うには、長い柄のブラシや両端に輪や紐をつけた浴用タオルを利用するなどしてください。
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